【敷金返還交渉】第五話 弁護士・司法書士ら専門家に電話相談

法

敷金返還交渉体験談・第五話です。

前回までの話は「敷金返還交渉体験談」カテゴリからご覧ください。

国土交通省の敷金トラブルのガイドラインや判例を読み込み、「こちらに勝機あり!」と自信がついてきたところで、専門家に話を聞いてこれからの対応を相談してみることにした。

スポンサーリンク

消費生活支援センターで敷金返還について相談

まずは、敷居がそこまで高くない消費生活支援センターに電話してみることにした。

まず、最初に住んでいる地域・職業・年齢など聞かれ相談内容を話した。

相談員との相談内容概要

・賃貸借契約書にクリーニング特約があるかないか確認され、特約があると難しいとのこと。

・請求金額はいくらか確認され、そこまで高額ではないようなことを言われる。

・一律25%の負担で請求されている今の段階より、訴訟をして争った場合は今の負担金額より高額になる恐れがあるらしい。

どうも、この相談員はとても大家よりの考えのようだ。

ネットに書いてあることや、判例と大きな違いがあるように感じる。

弁護士の友人に電話で相談

ちょっと不安になったこともあり、弁護士の友人に相談することにした。

高校の同級生であり、司法浪人時代も一緒に勉強をした仲間だったので無料で法律相談を頼むのは悪いんだけど気軽に相談することにした。

どうやら友人は法テラスで無料相談など請け負っており知識がある程度あるようだった。

弁護士のアドバイス
・少額訴訟は一日で結審するから証拠集めなど十分な準備をする必要があってそこまで簡単ではないかもしれないこと。
・敷金返還請求で少額訴訟をする人はいるけど、勝ち負け云々ではなく人生経験として少額訴訟をする経験をしたい人が多いとのこと。
・2SLDKの部屋の修繕費として23万円というのはそこまで多くないかもしれないとのこと。
・全体の修繕費で109万円っていうのはちょっと考えられないとの感想を持ったらしい。
少額訴訟をちらつかせて、修繕費を減額させるよう要求するのがいい方法だろうとのこと。
インターネットにはいろいろな情報がそれらしく書いてあるが、いい加減な情報もまぎれておりあまりあてにしないほうがいいとのこと。
基本的に契約自由の原則があるので、特約があれば基本的にその特約通りになるだろう。

弁護士に相談しても、こちらが断然に有利だという印象はもてなかった。

ネット情報をみて勝てると思ったのは甘かったみたいだ。

向こうの請求の仕方が雑で適当だということはわかった。

司法書士に無料相談

司法書士が無料で敷金返還紛争などについて電話相談をしているのをネットで見つけたので、電話してみた。

司法書士のアドバイス
・通常訴訟になって司法書士に依頼などすると最低10万くらいはかかるので敷金返還訴訟で勝てたとしても得することはあまりない。
退去時に部屋の写真を撮影してなかったことはいただけないらしい。
・少額訴訟もいうほど簡単ではないようなことを言われる。

司法書士もあまり訴訟することにいい印象をもっていなかった。

専門家のアドバイスを受けて少額訴訟ではなく減額交渉に切り替えることにした。

友人の弁護士の言うように、交渉によって修繕費用負担の減額を強く要求していく方針にかえることにした。

一生に一度くらい裁判所で訴訟をしてみたいっていう気持ちもあったけど、やはり素人が気軽に手を出してやけどするのもよくないと思った。

不動産管理会社からの退去時の部屋の写真が届いたので、それをみて東京都の条例や、国土交通省のガイドラインと照らしてキッチリと修繕費を自分で見積もることにした。

減額交渉の方針

  • クリーニング特約は判例を盾にして無効を主張しつつ、ペット飼育の負い目もあるのでクリーニング費用の半額は負担してもよいと妥協点を提示する。
  • 通常使用の損耗は一切負担しないものとして、喫煙した部屋の壁クロスの貼替以外の修繕費用の負担は受け入れないこととする。
  • こちらが負担するのは一階9畳の部屋のクロス張替費用だけと主張し、一階9畳の修繕費用の見積もりを要求する。

このように方針を決めて、不動産管理会社には1階9畳の部屋の修繕費用の見積もりを要求した。

次回、不動産管理会社から修繕個所の写真と一階9畳の部屋の見積もりが届いた話を書きます。

【敷金返還交渉】第六話 不動産管理会社との交渉<前編>