【敷金返還交渉】第二話 詳細な修繕見積を開示させた話

賃貸不動産管理会社

敷金返還交渉記録、第二話です。

前回までの話はこちらです。

2016年9月、住み慣れた東京から埼玉へ引っ越しました。 五年半住んだ2SLDKのメゾネットタイプのマンションを引き払いました...

今回は相手の請求の根拠となる修繕の見積もりを請求した話です。

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不動産管理会社に電話をして修繕費用が高すぎると告げる

敷金返還額が確定したメールを受け取った翌日、日中時間がある僕が不動産管理会社に提示額を受け入れるつもりはないと伝えるべく電話を入れた。

○○ハイツ105号室を退室した慎です。お世話になります。敷金返還金額のメール拝見させてもらいましたが、修繕費が高額すぎてびっくりしているんですけど詳しい説明を聞きたくて連絡しました。


お世話になっております。修繕費が高額なのはお部屋が広いこともあって想像より高くなってしまったかもしれません。5年間住んでいたので修繕費用の25%を借主様に負担してもらうということで見積もりを出させてもらいました。


喫煙して壁紙のクロスを汚した場合の負担割が25%というのは覚えていますが、こんなに高額になるでしょうか?


ペットを飼われているので建物全体についても25%の負担ということにさせてもらいました。


(え?勝手に負担割合きめたの?)とにかく、詳細な見積もりもなしに受け入れることはできないので見積もりの資料を送ってください。お願いします。


わかりました、メールにて後日連絡させてもらいます。ただ本当の請求額は本当は4000円ほど高かったのですが、こちらのミスで大家さんに4000円すくない金額を伝えてしまったので大家さんにお願いして4000円少ない金額で納得させてもらっております。今回は4000円少ない金額になっています。


いえ、本来払わないといけないものならきっちり支払わせてもらうので適正な金額なら請求してもらって構いません。(ここで変な借りをつくるわけにはいかない!)


そういっていただけると助かります。ありがとうございます。では新たに適正な請求額のほうが出ましたら連絡します。


以上のような会話をしました。

タバコのヤニによるクロス張替費用負担割合特約の内容

ここで、負担割合が25%という特約について書類があるので内容を映して記述します。

タバコのヤニによるクロス張替費用負担
  1. 一年未満は借主全額負担
  2. 一年以上、借主85%・貸主15%負担
  3. 二年以上、借主70%・貸主30%負担
  4. 三年以上、借主55%・貸主45%負担
  5. 四年以上、借主40%・貸主60%負担
  6. 五年以上、借主25%・貸主75%負担
  7. 六年以上、借主10%・貸主90%負担

タバコ喫煙者はルームクリーニング及び、エアコン設備がある場合はエアコンクリーニング費用を負担するものとする。

契約書を改めて探してみたらこのような特約を書いた書類が入っていました。

ですので、僕がタバコを吸っていた部屋の壁紙は25%の負担はあるだろうとは思っていました。

不動産管理会社から送られてきた退去時の修繕費用見積もり

不動産管理会社からメールが届き、その内容がこちら。

不動産管理会社からのメール

お世話になっております。

○○ハイツ105号室の敷金返金明細書をお送りさせて致します。

お電話にてご主人とお話をした際にご説明をさせて頂いたのですが、クロス貼替えにつきましては25%負担、塗装につきましても汚れ・傷・破損箇所があり、ペット飼育も考慮させて頂き、25%負担とさせて頂きました。

また、先日メールにてお知らせ致しました金額に誤りがございました。
大変申し訳ございません。

差額分につきましては、弊社にて業者またはオーナー様へ交渉をさせて頂きますので、 当初のご負担分(¥231,522)にてご請求させていただければと思っております。

ご確認の程、宜しくお願い申し上げます。

添付されていた修繕費用の見積もりのPDFの画像がこちら。退去時修繕費用見積1

全体の見積もりの金額がこちら。

内訳が以下の画像です。(クリックすると大きな画像が見れます。)退去時修繕費用見積2

こうしてみると、どうもすべての項目について借主25%:貸主75%の負担割合になっているようだ。産業廃棄物処理費ってなんぞや?などなど、よくわからない費目がある。詳しく内訳をしたの表で見てみることにする。退去時修繕費用見積3

これは塗装工事と内装工事の細かい内訳が書かれている。

借りていた部屋は壁紙のクロスの部屋と漆喰の塗装されている部屋があった。おしゃれなデザインで緑だったりピンクだったりカラフルな塗装された部屋だったのです。

こうしてみると、部屋全体のすべての塗装を塗り替えるようだ。扉関係もすべて塗装しなおすようだ。そんなに汚した覚えは全くないのに、完全に次の入居者のためのグレードアップの塗装ですよね。手すりや吊木とか見切り材などなど完全塗装っすね。それらすべての塗装の25%の請求かぁ。ひどいもんですね。

内装工事はクロスの内訳ですね。

クロスは喫煙した部屋の工事費は負担するのは仕方ないと考えてましたが、喫煙関係なく借りていた室内すべてにあるクロスの交換なんですね。ひどいですね。すさまじいぼったくりです。怒りがこみ上げてきます。退去時修繕費用見積もり4

ダイノックシート工事ってのはわからないけど、負担はしなくていいようなのでどうでもいいですね。電気工事も同じく。

そして大問題なのがここです。

実は、洗濯機にの排水ノズルをなくしてしまっていたので、それがないと伝えていたのです。

その交換費用がここにかいてあるのですが、「防水パン目皿排水交換4500円・工事費2000円」となっています。これがすさまじいぼったくりなのです。

なくした排水ノズルはどんなのもかというと、こういうやつです。洗濯機排水ノズル

ホームセンターで500円もしないで売ってるやつです。それも、簡単に装着可能です。その取り付け費用が6500円とかいってきてるんですよね。ふざけすぎです。見積もり請求しなければこんなふざけて内訳も知ることができませんでした。退去時修繕費用見積5

産業廃棄物処理費ってなんだかわからんのでこれも問い合わせないとだめですね。後で聞いたら、修繕で発生する汚れたクロスなどのゴミを捨てる費用だそうです。これも負担しろと?

そして気にいらないクリーニング費用です。全額負担の75000円!塗装も壁紙もすべて新しくするのにクリーニング費用も請求するんですね。二重取りですかねぇ。しかも、借主が通常使用で汚れた部分は貸主負担ってのが世間の常識のはずですが特約が潜り込んでたわけですか?

大家・不動産管理会社との徹底抗戦を決意

帰宅した妻にこの内訳をみせて、徹底抗戦しようと話し合った。

さっそくインターネットで同じような思いをしている人たちがまとめたサイトなどをみて知識武装することにした。

同じような思いをしている人は本当に多く、とても有益な情報がえられた。

世の中の不動産管理会社は基本的に大家の味方であり、借主側には決してたっていないのだ。

その証拠に、一般的な不動産賃貸管理会社のホームページには大家向けの宣伝に以下のような書き方で大家のために一生懸命交渉しまっせと宣伝しているものである。

退出時 入居者退出時には弊社スタッフが必ず立会い、室内のチェックを致します。 原状回復工事負担割合交渉、工事発注、敷金精算等を行ないます。

きっと多くの借主が泣き寝入りして多額の修繕費を敷金から差っ引かれているのだと思う。日本の賃貸不動産業界は腐っていると心底思う。

次の話、第三話は本格的に裁判まで見据えた交渉の展開を書いていきます。

【敷金返還交渉】第三話 敷金返還少額訴訟を起こすと脅した話