【敷金返還交渉】第六話 不動産管理会社との交渉<前編>

見積

敷金返還交渉体験談・第六話です。

前回までの話は「敷金返還交渉体験談」カテゴリからご覧ください。

いよいよ本格的な交渉が始まります。

写真など豊富にとりそろえました。

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不動産管理会社と交渉開始!退去時写真など資料要求。

まずは相手の手の内を知るために修繕費請求の根拠をださせる!

資料要求のメール
お世話になります。
105号室を退去した慎です。こちらが納得して支払える金額を知りたいとのことでしたが、部屋の修繕個所の写真と部屋数の平米数を確認してから考えたいと思います。見積もりの明細書の見方がよくわからないのですが、「壁クロス 呼称M 数量○○」という見方がわかりません。写真と平米数が届きましたらこちらが納得する金額を考えます。よろしくお願いします。
クロスの張替について一階の9畳の部屋のクロスについてはヤニ汚れのためこちらが25%負担するのは納得がいくので9畳の部屋のクロスの面積を教えていただきたく思います。
訴状作成のため9畳の部屋のクロス面積は調べないといけないためよろしくお願いします。

喫煙部屋のクロス修繕以外は負担したくないので1階9畳の見積を要求した。

喫煙部屋の見積メール

お世話になっております。

洋室(9帖)内装工事のお見積書をお送り致します、ご確認下さい。

喫煙部屋修繕見積もり

オーナー様に相談をしたところ、
今回のご請求内容におきまして
慎様側で納得してお支払いいただける金額を教えて欲しいとのことでした。

現在、業者に各部屋の㎡などを確認しておりますので、
分かりましたら負担箇所の詳細と合わせてお送りさせていただきます。

何卒、宜しくお願い致します。

1階9畳の部屋の見積がでたが、部屋全体の塗装・クロス張替で91000円。この25%負担なら22750円だ。しかもクロス貼替は納得するが塗装はクリーニングで対応できると思うのでまだ減額の余地はある。

でも、オーナーがこちらの納得する金額を教えろといっているらしい。

大家も自分がおかしな主張をしていることをわかっているのか、減額要求を呑む気はあるようだ。しかし、こちらも金額を提示しようにも請求の根拠をみないと何とも言えない。まずは相手の手の内を出させる。

写真要求
お世話になります。
105号室を退去した慎です。こちらが納得して支払える金額を知りたいとのことでしたが、部屋の修繕個所の写真と部屋数の平米数を確認してから考えたいと思います。見積もりの明細書の見方がよくわからないのですが、「壁クロス 呼称M 数量○○」という見方がわかりません。写真と平米数が届きましたらこちらが納得する金額を考えます。よろしくお願いします。

とにかくまずは、修繕個所の写真をよこせ!

貸主側の主張(不動産管理会社側)

退去時写真メール

慎様

お世話になっております。
○○ハイツ105号室の退去時修繕箇所詳細・写真・内訳詳細をお送り致します、
ご参考になさってください。

修繕間取り
修繕表1 修繕s表2
退去時修繕写真1退去時修繕写真2退去時修繕写真9退去時修繕写真4退去時修繕写真5退去時修繕写真6退去時修繕写真7退去時修繕写真8

慎様ご負担分となる塗装・クロスの数量にて負担額を算出しました塗装・クロス貼替・洋室(奥)のご請求額に、廃棄物処分費とハウスクリーニング費を合わせた金額(297,653円 税込み)が本来のご請求額となります。
ですが、ご負担していただく金額が大きくなってしまうので、
敷金返金明細書でお伝えした請求金額(235,575円 税込み)に調整して、ご請求させて頂いております。

何卒、宜しくお願い致します。

写真が届いたが、ほとんど通常使用でできた汚ればかりだと思う。修繕費用を負担する必要ないね。

借主側(当方)の反論

こちらの主張メール
○○ハイツ105号室慎です。
修繕費用資料送っていただきありがとうございます。
写真をみたところ、通常損耗による汚れが多く見受けられました。
原状回復についていの見解が私が考えているものとずいぶん隔たりがあるように感じました。
私も、かつては法律を学んだ身でしたので敷金返還請求訴訟の判例も何件も目を通しました。
国土交通省のガイドラインも見ました。
まだまだ調べたりませんが、現在私が資料を拝見して感じたことを述べさせてもらいます。
1.ハウスクリーニング特約はそもそも消費者契約法第10条に違反しており無効であると思います。
契約時の口頭での確認時でも、御社の担当者に確認した経緯がありますし、契約書の説明の流れでも故意過失により住宅の損耗についての復旧を負担する一般原則を説明した後の流れで、「退去時、敷金より専門業者による室内および水回りの清掃代を差し引きます。」とかいてあれば説明された側は当然、故意過失による汚れが発生した場合の取り決めであると限定解釈すること仕方ないのではないですか?
そして、説明の時「通常使用の汚れは貸主負担ですよね?」と担当者様に確認した記憶があります。ですので、判例やガイドラインなどをみてもハウスクリーニング特約は無効であり、全額当方が負担することには異議があります。
2.また、1階9畳のフロアのについてクロスの張替は納得するものの、クローゼット扉など塗装する箇所についても塗装でなくてハウスクリーニングで十分汚れは落ちるものと考えます。
ハウスクリーニング業者に電話して十分落ちるという回答をこちらは確認しました。
ハウスクリーニングをしながら塗装費用も負担するのは二重の負担になるのではないか
3. 汚れている箇所の写真は確認しましたが当方が負担しなくていけない程度の汚れであるものと思えるものはタバコのヤニによる一階9畳の部屋のクロスくらいかと考えます。
経年劣化・通常損耗か否か、情報量に乏しい一般借主はやはり、専門家の判断を借りるしか方法はないのではないかと悩ましく思っています。
友人の弁護士に相談したところやはり工事費総額の点などをみても請求には異常性が高いとアドバイスを受けております。
4.真に当方が負担しないといけない箇所の修繕見積額を経年劣化を考慮した金額算定していただいて、ハウスクリーニング費用についても全額当方負担というのは考え直していただきたく思います。
私としてはハウスクリーニングは貸主が次の入居者を入れるためのしなくてはならない工事を借主に負担させるものであり過去の判例やガイドラインに照らしてみても無効となりクリーニング費用は話し合いにより解決をするのが公平のように考えます。
訴訟になったら面倒だけど弱気になっては相手の思うつぼなので、弁護士に相談したと書いてこちらも本気だぞというところを伝えたかった。
次回は交渉が最終決着した話です。